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カメラマン、フォトグラファーの種類
写真を撮る人と言っても、いろいろな分野があります。
なぜかというと、写真が使われる媒体や意図によって、どのような写真が求められるのか?が、変わってくるからですね。
日本のアート写真分野では、一般的に、
「他人の写真を買うという文化がまだ完全には根づいていない。
展示も入場も無料が基本で、写真に投資するという考え方もほとんどない。
写真が一つの文化として確立されず、写真のプリント(印画紙)そのものが作品であるという認識が低い。」
という特徴があります。
また、制作の立場では、海外のアートフォトのマーケットは、綺麗な作品をそのまま見せただけで認められることはほとんどありません。
どのような思想性があるのか、それが今の時代を解き明かしているのか、社会に何をもたらすのかなど、求められるハードルは高い。
したがって、作品にはよく練ったコンセプトが必要で、当然、それに合わせた画像補正は必須。
現役の写真家でも、撮って出しのデータのままで、ミュージアムやギャラリーで良い結果を残した人は極めて少ないと言われます。
アートとは?
日本語には、ややこしい言葉がたくさんあるので、お互いがどういう意味で使っているか、知らないままでは混乱してしまうので、定義してみます。
アート(芸術):「言葉を使わないコミュニケーション」
識字率の低い時代は、絵によって宗教を伝えていた。
心を豊かにし、見た人から、いろいろな感情を引き出す。
受取る相手によって印象が変わり、唯一の正解がない。
権力の象徴として使われたこともある。
表現者の思考+美的感覚
デザイン(設計、造形、模様、構想…):「美しさ」や「使いやすさ」などの狙いを実現するために創意工夫すること、および、その創意工夫の成果を反映させた見た目や機能のあり方
機能+美しさ
クリエイター:クリエイティブ業界で活躍する職種の総称。 プロデューサーのほか、ディレクター、演出家、プランナー、デザイナー、アニメーター、プログラマなどの職種が代表的
依頼主からの要求にあった作品を作り出す
写真集を見て映像をインプットしよう
良い演奏するには良い演奏を聞くところから始まる。
写真も同じく、良い写真は良い写真をとるための手立てになる。
自分にあったものをどう探したら良いか、写真集は見る哲学書、という動画です。
動画でも話されている通り、写真集は、作者の哲学や思想が、画像で表現されたものです。
アートフォトで本を作る前段階として、美術の歴史を大まかにでも知っておくことは大切です。
なぜなら、人は成長するうちに、いろいろなところから影響をうける生き物だからです。
「朱に交われば朱くなる」という諺のとおりですね。
ここからは、さらに興味のある方へ、写真がアート分野に出演したあたりからどんな歴史があるのか、辿ってみたいと思います。
美術史の文脈
近代から現代までの美術史概略になります。
1930年前後が、グラデーションで、近代から現代へ移り変わっている時期になります。
現代アートとは「社会や美術への問題提起、あるいはメッセージ性や物語性のある作品」という条件を満たすものです。
1935-1945年は、第二次世界大戦が起こり、一時的に下火になります。
そして、アメリカが勝利したので、アメリカが文化芸術も主導権を握っていくことになります。
アーティストの亡命やパトロンの影響もあります。
アメリカ合衆国の建国は、1776年7月4日と、若い国であるため、自国の伝統文化というものが少ない、そのため、文化面で自国の文化が欲しかった背景もあります。
写真がコンテンポラリーアートになった流れ
- 1920年
- モダンアート
ファッション - ポートレート
- 第二次世界大戦
- –
- –
- 1960年
- カラーフィルムの発明
- ミュージック
(CDジャケット、プロフィール写真)
- 2000年
- コンテンポラリーフォト
- ポートレート
マン・レイ :ニューヨーク・ダダのキーパーソン
アルフレッド・スティーグリッツ:近代写真の父。グループフォト・セセッションを設立
ロバート・キャパ:ライカが誕生した時代の戦場カメラマン。
ジャック・アンリ・ラルティーグ:終生アマチュアとして写真を撮影。上流階級の様子を収める
ファッション写真とライフスタイル
CHANEL, DIOLなどのハイブランドが自らのブランドコンセプトに合わせて、ブランドイメージに写真を利用(女性の社会進出、強い女性像、人権問題)
VOGUE, HerperBAZZAR,などのファッション誌が新しい表現を求めて、広告写真も進化していきました。
アーヴィング・ペン (ファッション写真の範囲を広げた)
リチャード・アヴェドン(ブレ、ボケを積極活用)
ヘルムート・ニュートン(セクシーさが特徴)
ダイアン・アーバス (マイノリティの人々を撮影)
ニック・ナイト (様々なジャンルの写真を、双方向のコミュニケーションを利用)
ウィリアム・エルグストン (カラー写真の父と呼ばれる)
スティーブン・シェア (色使いが巧み)
ロバート・メイプルソープ(ライティングにこだわりのある写真家)
シンディ・シャーマン(セルフ・ポートレート作品で有名。元祖自撮り)
アニー・リーヴォヴィッツ(ライティングに拘りつつ、動きのある写真)
デイヴィッド・ラシャペル(徹底的にコンセプトに徹した写真)
ゲルハルト・リヒター(写真と画材を利用)
アンドレアス・グルスキー(パノラミックな巨大デジタル合成写真作品)
SNSやWEBの時代
そして、現代。私たちになじみ深いSNSが登場。
インスタ映え、スマホ写真などが一般的になってきました。特徴がいくつかあります。
・無料で写真屋動画が見れる時代へ突入
・インテリアアートの拡大
・スマホカメラで、誰でも写真や動画が撮れる
・コラージュや合成も、アプリで簡単
・デジタルプリントによる、印画紙に縛られない表現
・映像との融合
現代アートは、コンセプトやステートメントがなぜ必要か
現代アートで、アーティストステートメントとは、作家の自己紹介。
作家が制作している作品群に共通したコンセプトの概要のことを指します。
作家活動には必要不可欠なもので、なければ話にならないし、ない人なんて作家と呼ばれません。それくらい重要なものです。
また、誰から、何からインスピレーションを受けたかも明記しないと、盗作疑惑も出てきたりします。
制作しているものすべてに共通するコンセプトについての記述文とも言えます。
ですが、なるべくシンプルに短く。
ステートメントの起源:ギュスターヴ・クールベ / Gustave Courbet
19世紀フランス絵画において、写実主義(レアリスム)運動を率いた人
美術史上最初の「個展」を開催
クールベは自分が実際に現実で見たものだけを描き、宗教的な伝統的な主題や前世代のロマン主義的幻想絵画を否定。クールベの伝統的芸術からの自立は、のちの近代美術家、特に印象派やキュビズムへ大きな影響を与えました。
1855年のパリ万博で私費で個展を開催したときのエピソードがあります。
当初クールベは、パリ万博に《画家のアトリエ》と《オルナンの埋葬》を出品しようとしたが展示を拒否されたため、博覧会場のすぐ近くに小屋を建て、自分の作品を公開し、戦闘的に写実主義を訴えました。
個展は、万博会場に近いモンテーニュ通りに自費で「レアリスム館」と名づけた仮設小屋を設けましたが、入場料は当初の1フランから10スーに引き下げられ、興行的には失敗に終わりました。
この個展の目録に記されたクールベの文章は、のちに「レアリスム宣言」と呼ばれることになります。これが今のステートメントの起源となっています。
また当時、画家が自分の作品だけを並べた「個展」を開催する習慣はありませんでした。
このクールベの作品展は、世界初の「個展」だとされています。
なぜ、拒否されたのかは、下記動画をご覧ください。
こういう背景知識を知った上で個展を考えると、何か違って見えてきませんか?
これが、文脈を踏まえるということなのだと思います。
クールベのレアリスム宣言
個展会場に「レアリスム──G.クールベ、その作品のうち40点のタブローを展覧」と書かれた掲示が出され、カタログに掲載された言葉です。
「一言でいって生きた芸術を作ること、それが私の目的である」
(『世界美術大全集 第21巻 レアリスム』p.130)
これ以降、個展を開く現代美術展で、アーティストステートメントが加えられるという流れができました。
現代美術が、思想と美の組み合わさったものである所以ですね。
アートフォトを撮る心構え
アートを知る
2021年1月に一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)調査の、 「フォトイメージングマーケット統合調査 : 特別編」の結果によると、
デジタルカメラユーザー(過去半年間にカメラを購入された方 +過去半年間にデジタルカメラで 30 枚以上写真を撮られた方)では、
「写真が思い出になる」「写真を撮ることが好き・楽しい」「記録として」「写真を見 ることが好き・楽しい」が、上位を占めていました。
また、コロナ前・コロナ後の「写真を撮る意欲」の変化が僅か数ポイントの範囲に留まること、 そして、「10 代」の意欲がむしろ高まったこと、「20 代」の意欲も高水準にあるという結果が出ています。
コロナで、人に会う機会が減ったため、コミュニケーションツールとして活用する方。
「写真集が気軽に手に入る、見れると、そんな写真を自分も撮りたいと思う」という方。
さまざまです。
その一方で、そのような写真集を読み解く方法を広めることも、愛好者の拡大につながるかもしれませんね。
その糸口として、アートを知る、ということが挙げられます。
フォトグラファーはカメラの操作方法をよく知っています。
同じように、アートフォトグラファーは、アートに関する基礎知識を持っている必要があります。
多くのフォトグラファーはアートをよく理解せずに、アートを撮ろうとしがちです。
どこまでアートを理解しているか?が、仕事を進める上で露わになります。
今はネット上に、アートに関するコンテンツが無料で、無数に転がっています。
きっかけを掴むために、それらを見るのも良いでしょう。
よく理解することで、最終的に、キャリアアップにつながっていくでしょう。
そのような製作者側になりたい人にとって、さらに、心構えがいくつかあります。
制作を続けるには、資金が多少なりとも得られないと続かないです。
対価を払ってもらえるレベルにまず達することが必要になりますね。
(そうでない限り、自腹を切り続けることになります)
それから、自分で会社を起こして、資金繰りをして、作品や商品を作って、売って、従業員を雇って…という活動を目指すとしましょう。
この活動は「お金」の問題と常に隣合わせ。
例えばイベント企画で、チケット代3,000円で200席を満席にしたところで、60万円で、そこから劇場の家賃とか美術費とか照明費とかスタッフの人件費とかを削っていくと、その人が受け取ったギャラは、当然、妥当な金額に落ち着きます。
固定費とか変動費がかかっていることを考慮する必要があります。
オリジナル・プリントを実際に手に取るとわかりますが、そのものの存在感、重み、光沢、すべてが作品として完成されていて、そこには撮影からプリントまで含めた作者の世界があります。
ギャラリーで作品にも触れてみましょう。
作品制作で心がけること
満足しないこと
完璧はない。自己評価と改善点を常にリストアップするハングリー精神を保つ。
批判に対してオープンであること。
「見ず知らずの人に写真を見てもらうのは恐怖だ。でも、写真家という職業はそれを乗り越えていかなければならない職業なんだよ」(篠山紀信)
ギャラリーに行く、雑誌を読む、人を知る
インスピレーションとなるイメージやアイデアを得ることができます。
また、実際にギャラリーに行って、実際の作品をみましょう。
インスタレーションやプリントの質感などにも、注意を向けてみましょう。
気に入った作品の特徴を見極めて、自分が共感した作品やスタイルをキュレーションしてみましょう。
写真以外からも、インスピレーションを得られることがあるので、なんでも調べてみましょう。
フォトグラファーは、アーティストでもあり、ディレクターにもなることがあります。
自分の視点を表現できる写真を撮るには、被写体を知り、自分の視点を持つ必要があります。
レファレンス・ライブラリーを作る
自分の好きなトピックに関連したリファレンスライブラリーを作りましょう。
写真だけでなく、自分の興味があるものはなんでも保存します。
アイデア、リンク、イラスト、読書リストなども書き留めておきます。
既存のライブラリーがある場合は、新しい資料は別にして保存します。
簡単に参照できるデータベースになりますし、何の影響を受けたか明示できるため、盗作と言われないための対策にもなります。
デジタル化することで、より、検索が便利になりますよ。
旅をする
読むだけでなく、実際に体験して理解できるものは、たくさんあります。
自分の皮膚感覚、体力の消耗する感じ、など、視覚と聴覚以外の感覚を使うものは特にそうです。
ファインダー越しに世界を眺めるだけでなく、みたもの、感じたものの雰囲気に浸り、インスピレーションを得て、それを自分の中に留めるのです。
旅はインスピレーションを得る最高の方法です。
アシスタントをする
撮影がどのように行われるかを学び、業界の人々と知り合う良い機会です。それ自体が、世界に入るルートになることも。
ただ、あくまで、あなたの仕事はアシスタントです。
スタッフの電話番号を勝手に聞き出したり、ギャラリーとSNSで友達になろうとすると嫌われます。チームのアシスタント仲間と友達になれば、一緒に協力して成長できるでしょう。
アートのライティング、プリントなどを学ぶ
ライティングは写真の重要な要素です。
作品の雰囲気や構図にも関わってきます。いつもと違う状況でもとってみましょう。
<学ぶポイント>
・セットアップやバリエーションごとにメモを取る
・ライティング、ダイアグラム(構図)を描く
・セットアップの写真を撮る
・ロケ撮影では、撮影時間や光の質を記録する。セットアップ写真は、ライティング・ダイアグラムに添える素晴らしい視覚資料です。書き忘れたり描きづらかったりする部分をカバーしてくれます。撮影の環境に影響を与えるののを思い出させてくれます。
現在の撮影に磨きをかけることもできます。自分のしていることをより明確にできます。
モデルやチームが参加する場合は、事前に撮影の目的を説明します。周りの理解を得て、安心してタスクに集中しましょう。
・プリントは、オーディエンスに最後に見せる出力形態です。
できるだけ多くのツールを試して自分に合ったものを見つけましょう。他のものと組み合わせたりもしてみましょう。
レタッチをする
レタッチャーに任せたものをそのまま提供するのでなく、自分の作品に個性的な編集を加えましょう。Youtube, google,写真ブログなどを参考にしましょう。
たくさん撮影する
「量なくして質なし」(森山大道)
数をこなすことで、自分の作品が良くなります。
撮影チームがない場合は、シンプルで小さなことから始めましょう。
5-6枚の自信作ができたら、10-20枚のポートフォリオを作成し、モデル事務所にコンタクトを取りましょう。
すでにモデル事務所の女の子を撮影しているヘアメイクと一緒に仕事をすれば、写真をレビューして、編集に関してアドバイスをもらうことができます。
もし、モデル事務所から返事がなくても諦めず、研鑽を重ね、数ヶ月後に再チャレンジ。
定期的にモデル事務所の撮影をするようになったら、一つのマイルストーンになります。
断るべきとき、断ってはいけないとき
何でもかんでも引き受けていると、作品の方向性や、作品の質が希薄になります。
ただ、最初のうちは方向性を掴むまで、いろいろ撮りましょう。
新しい挑戦をすることで、得ることがあります。
ポートフォリオを編集する
ポートフォリオは、常に更新し、よく編集しておくこと。
ベストの作品だけ見せること。
今はずっと上達しているのに、5年前に撮影した作品を、感傷的な理由でポートフォリオに入れるのはやめましょう。
仲間のクリエイターやギャラリストなど、できる限りフィードバックをもらいましょう。
ウェブサイト、SNS,ニュースを更新する
作品撮りをしているなら、それを見せる
ウェブサイト、ソーシャルメディア、仕事用の連絡先リストを更新して、今取り組んでいることを知らせましょう。
個々の写真の更新はソーシャルメディアにとどめ、連絡先リストには展覧会など大きなニュースとして、定期的なニュースレターを配信しましょう。
ネットワーキング
どの業界でも人脈作りはかなりの必須条件です。
スマホやiPadに、ポートフォリオを入れておけば、いつでも簡単に見せることができます。
名詞は常に携帯し、自分のSNSの詳細も載せておきましょう
直接会って、SNSdeフォローする組み合わせを使用。
社交的でなければ、1対1のミーティングを。
コーヒーなら、大抵、立ち話より煩くなく退屈しないし、知らない人に声をかけるより気まずくない。
良い仕事をする、誠実である
品質の問題は時間が経てば見えてきます。最善を尽くし、一貫性のある、人に誇れる良い仕事をしましょう。
フィードバックに振り回されず、自分が何者なのか、何をしたいのか見失わないようにしよう。
自分が写真を撮る理由を忘れないこと。一番辛いとき、乗り越える理由になります。
アートは厳しい業界で、競争が激しく、アグレッシブです。
真似したい作品を集める
方法を考える
真似してみる
どこが違うのか考察
自分の作品作りにフィードバック
技術
被写体(撮影物、キャスティング、衣装、メイク)
背景、
ライティング
色
構図(レイアウト)
コンセプトとのマッチング
コンセプト
客観性
主観性
独創性
仕上がりの作品とのマッチング
自分は何が好きかわからない時
私の一番おすすめは、レファレンスライブラリー作りです。
可能な限り、何がいいと思ったのか、という部分を明確化することをお勧めします。
好きなものは、あなた自身を反映しています。つまり、自分を分析することになるのです。
また、ゼロからアイデアを練るより、時間短縮にもなります。
また、このような助言も有益です。
「既に評価されている経験豊富な一流アーティストと、経験が浅い人との「直感」の本質は全く違うという意味だ。
一流写真家は、いままでに様々な作品制作を行い、膨大な過去の作品に対峙して思考している。また人生経験も豊富で、結果として幅広いスキルを持っている。彼らは、それらを通して世界を見ているともいえる。過去の先人たちの偉大な仕事の流れと、深いところで繋がっているのだ。入ってくる無数の情報は、積み重ねられたフィルターを通り、無意識の深いところで重なり合い、突然変異や新たな組み合わせがおき、結果として直感が生まれてくる。
若手新人は、当然のこととしてスキルがまったくない。かれらに自然浮かんでくる直感はどこから生まれかというと多くの場合、単に思い出しやすい、想像しやすい情報から本能的にもたらせるのだ。
この二つの直感の区別は極めて難しい。
また直感を信じている人は何かを学ぶ必要性を感じない。
趣味のアマチュア写真家なら全く問題がない。
しかしアーティストを目指す若手新人は、一流と言われるまで、様々なことを学び経験してスキルを獲得していかなければならない。」
世界の写真賞
日本からオンライン登録が可能で国籍不問・アマチュアの応募が可能な海外コンペの紹介.
締め切り・応募要領は公式サイトで確認ください。
The International Photography Awards
対象ジャンル【写真】
●主催:ルーシー財団(アメリカ)
●募集内容:写真
●賞:ノンプロフェッショナル部門 1位 5,000ドル、ほか賞あり
写真界のアカデミー賞とも呼ばれる「ルーシー賞」を主催する、ルーシー財団の公募写真賞。ノンプロフェッショナル部門がある。
対象ジャンル:【絵画・アート、映像】
●主催:ピコナテーク(ルクセンブルク)
●募集内容:アート作品(立体・平面・動画・サウンド・インスタレーション・パフォーマンス・デジタル・写真・テキスタイル など)
●賞:大賞 80,000ユーロ、ほか賞あり
欧州・ルクセンブルクの美術賞。デッサン、絵画、写真などの平面から、彫刻やインスタレーション、動画まで幅広いジャンルで応募しています。日本語ホームページあり。
Kuala Lumpur International Photo awards
対象ジャンル:【写真】
●主催:explorenation.net、KL Photoawards Malaysia(マレーシア)
●募集内容:ポートレート写真
●賞:各カテゴリー優勝者 賞金3,000ドル
ポートレート専門の写真賞。16歳以上であればプロアマ問わず応募できます。
入選作品は、ニュージーランド・日本(神戸・屋久島)・韓国・イタリアでの写真祭で展示されます。
対象ジャンル:【絵画・アート、写真、グラフィック・ポスター、映像】
●主催:Aesthetica Magazine(イギリス)
●募集内容:絵画、写真、彫刻、デザイン、3D作品、映像、インスタレーション、パフォーマンス
●賞:メイン賞 5,000ポンド、学生賞 1,000ポンド、副賞あり
イギリスのアート誌Aestheticaが主催する美術賞。幅広いジャンルのアート作品を募集しています。また、同誌はフィルムアワードや文学賞も開催しているので、アート作品は専門外だという方も、ぜひサイトを見てください。
世界のトップクリエイティブフォトコンテスト情報を得られます
アートの見方
最後に、来場して見る側の、鑑賞のポイントです。

兵庫県出身。関西の契約スタジオをメインに撮影を始め、撮影歴15年目。
これまでに150組以上の新郎新婦撮影、15冊以上のダンス雑誌掲載歴、20公演以上のダンス・オーケストラ撮影経験から、表情や動きの瞬間をとらえるのが得意です。
最近では、竹本祥乃監督 初長編映画「にしきたショパン」ロケ写真を撮影し、作品は国際映画祭で20以上の賞を受賞しています。
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