非常によく考えられ、未だに古さを感じさせないカメラワークです。

写真とはまた違った、動きの構図。

備忘録として、残しておこう・・・

<黒澤明がよく使う動き>

1.自然の動きを背景に使う。(風、雨、水、煙、火、雪など)

雨で感情的な共感を呼び起こす、など。

2.群衆の動き

集まる、散らばる、4人のリアクション、25人のリアクション。

3.個人の動き

ここぞという時のシーン。誇張された芝居。

(不安な人;右往左往、怒る人;立ち上がる、打ちのめされる;泣き崩れる)

4.動きの中に、始まり-中間-終わり がある。

流れがスムーズなのは、動きを断ち切るから。静かな場面で終わらせ、次に動きをぶつける、など。

リズムがある。カメラの動き一つにも、意味がある。

5. 感じたことを動きで表現する。

人の動きだけでなく、心情を背景の動きで表現する。

 

とにかく、観客が疲れない程度に、という加減をしつつ、動きに満ちたシーンが多いです。

 

「動きと感情が一致すること」「視覚的刺激こそが観客の心を動かす」

それが映画の醍醐味なんですね。

Tony Chouさん、流石の分析力です。

私も、静止画の時ちょっと意識すると違うものが撮れそうな気になってきました。