楽園を撮り続ける三好和義さんの写真展「印度眩光」を、カルベリアダンサーのNalikaさんと共に行ってきました。
そして、タイミングのいいことに、撮影者本人によるギャラリートークも聞くことができ、当時のエピソードや写真技術についておもしろく、話していただきました。なんてラッキー!
インド人でも、滅多に見られない貴重な場所で撮られた写真の数々を堪能しました。
私はまだ行ったことが無いのですが、現地に通い詰めているNalikaさんは、きっと感慨深く、私とはまた違った印象を持ったことと思います。
写真展
マハラジャというのは、藩の長、分かりやすく言えば、日本の殿様のようなものらしいです。
撮影した三好さんは、1980年代に、ジョドプール等へ、渡航回数10数回、延べ撮影日数1年以上の時間を費やして「最後のマハラジャ」と呼ばれたガジュシング2世の生活などを撮ったことがきっかけで、繋がりができました。
今回、展示されているのは、Nikonサロンの新しいギャラリーオープンの杮落しとして、インドで取り下ろされた作品で、3世代一同に会し、写された写真は非常に貴重な機会をとらえたものなのだそうです。
また、ご一緒したNalika さんは、ラジャスタン州で、マハラジャに芸能を捧げてきた音楽民族と共に現地で踊るという生活を続けてこられたダンサーです。
彼女曰く、ジョードプルのマハラジャ 、ガジャスィン二世はラジャスタンで途絶えつつあった芸能や伝統文化、または歴史的建築物の復興や遺産の保護に大変力を注がれた方だそうで、さすが、詳しい!と感心しながら見ていました。
いつか、この地域で撮影してみたいなぁ。。。

カメラ任せで、半自動的に撮った写真ではなく、自分の思いを写真に込めたい人へ。

写真は、言葉と同じく、インプットしてそのイメージを自分の体を通してアウトプットする。

その繰り返しで、どんどん本質に近づき、人間の感情の機微に迫れるのではないか。

そのためには、良い写真をどんどん、脳にインプットしよう。

そんな思いで、フォトグラファーを紹介するシリーズ。