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映画企画が動き出す。その経緯とは

 
アンティーク家具に囲まれた空間のティーハウス。
昔のままに時の流れが止まり、そのまま忘れられたような雰囲気の素敵な洋館です。
私は、ある日、ここで開かれた、英国アンティーク食器のバザーを訪れたことがきっかけで、近藤プロデューサーと出会いました。

 
ハッセルハウスの素敵なロケーションを使い、「Arcadia」という短編映画が撮影されました。
実は、「え!!カンヌ映画祭に挑戦する人がいる!すごいなぁ・・上映されたらいいなぁ」と思った私は、微力ながら、カンヌ渡航にむけての、クラウドファンディングに支援させていただきました。
 
監督は、竹本祥乃(よしの)さん
 
その映画は、第1回ホンソン国際短編映画祭 国際部門入選、カンヌ国際映画祭2018/Short fillm corner上映、岩槻映画祭2018入選、第6回 夜の兆し映画祭(フランス)入選し、高い評価を受けました。

撮影場所となったハッセルハウスオーナー、近藤修平さんは、若い頃、映画監督になりたいという夢を持ったことがありました。

そんなとき、喫茶店を、竹本監督がArcadiaのロケ場所として使ったことをきっかけに、ご自身の随筆マスター先生」(香盛修平 著が、「にしきたショパン」というタイトルで映画化するという企画ができました。

今回、初の映画プロデューサーとして、自主制作の長編映画を作られます。

しかしながら、映画脚本は、原作から登場人物は生かしながらも、派生作品として映画化しやすくリメイクした「ご当地ピアノ映画」です。

私は、同じく阪神淡路大震災で被災しましたが、そのなかに、こんな夢を持っている方も居たんだ、ということが興味深く感じました。
 
プロデューサーと雑談していると、ミュージシャンの縁があったり、音楽が好きという共通点もあり、話が弾みました。
 
 そんなことから、クラウドファンディングでサポートをし、発信の素材として、映画の成功、かつて下宿も経験ある西宮の発展にも少し貢献できれば、という思いでプロデューサーと話をし、協力することになりました。
 
もちろん、映画には専門スタッフが製作されますので、私はその舞台裏で、発信の応援サポートです。

私の、最初の撮影

今回は、ダブル主役のお二人と、監督・プロデューサーとの顔合わせを記録撮影。
なごやかに、打ち合わせが進んでいきました。

作品について、演者と監督・プロデューサーの間で、いろいろな提案、議論があり、さらにこれらが深まっていくのだろうなと感じました。

とっても貴重な場にいることができて、本当にワクワクしています。

なにかを創り出す、ってつくづく、すごいなぁ、と思って見ておりました。

ただまっすぐに、懸命に、人と向かい合ったピアノ映画。ピアノシーンにもこだわりが見られます。

きっと、人生の壁にぶつかっている人、悩んでいる人に、どう生きたいかということに、思いを馳せてもらえるような映画になる。

期待をこめて。楽しみです!

打ち合わせを終えて。
右から、竹本祥乃監督、近藤修平プロデューサー、中村拳司さん、水田汐音さん

初顔合わせ

タイトル: にしきたショパン ~For the lefthand~

英語タイトル: Left of Chopin

 

阪神淡路大震災より25年となる2020年公開を目指し、自主映画ではありますが、西宮北口を舞台とし、若きピアニストを主人公にした本格的な音楽映画。

震災やピアニストとしての試練の中ひたむきに音楽の道を進む主人公の姿を通して、音楽を志す人だけでなく多くの人に「どう生きるのか」を問いかけます。

左手のピアニストとして活躍する素晴らしい音楽家への応援メッセージもこの作品には込められます。

映画のあらすじ

凜子と鍵太郎は、その風貌から「達磨先生」と呼ばれるピアノ教師の元で、ピアニストを目指す将来有望な若者たち。

門下生の中でも鍵太郎のピアノは高校時代から圧倒的な技術で注目を浴び、凜子は2番手で鍵太郎の後ろ姿を追いかけていた。

それでも2人は仲が良く、鍵太郎は、凜子のためのオリジナルの練習曲を作ってあげるほどだった。

このまま恋人になるのでは?というときに、阪神淡路大震災が襲う。

コンクールに出るはずだった鍵太郎は怪我でチャンスを失う。

そして代わりに出場した凜子が音楽留学のチャンスをつかんでしまう。

留学を終え帰国した凜子が目にしたものは、作曲家として野心的に活動をしている鍵太郎の姿だった。

まるで別人のように冷たくなった鍵太郎に戸惑いながらも接していく。

ショパンを愛し、さらなる飛躍を目指していた凛子にピアニストとしての生命を絶たれるような試練が・・・

音楽を極めるのは何のため?どう生きるのか?

それを表現する長編映画となります。

【キャスト】
達磨先生: 泉高弘

(原作「マスター先生」のモデル本人)

京都市立芸術大学を卒業。リサイタルをするなど活躍。

レベルの高い音楽科があることで知られる兵庫県立西宮高校でも講師としてピアニストを育てる。その後、バーテンダーに転身。

西宮北口にあった北口市場で小さな小さなバー「TOP WIN」を始める。

阪神淡路大震災で北口市場は全壊。今のアクタがある地区です。
食やお酒へのこだわりは音楽への姿勢と変わらない。

となりの人間国宝!
現在西宮北口の「桜咲くころ」「おでんでん」の店主。

「おでんでん」にはスタインウェイのピアノがあり、一杯奢ると素敵なショパンを弾いてくださいます。

にしきたショパンプロデューサー近藤は、泉さんの著書「西北バー物語」を読んで感動し、泉さんをモデルに、東日本大震災復興支援小説「マスター先生」を執筆。

******以下キャストはまた別記事で・・・


鍵太郎(けんたろう):中村拳司


凜子(りんこ):水田汐音


タチアナ先生:ルナ・ジャネッティ


凛子の留学仲間:須田枝麗奈

コンクール前奏者・ライバル:野々村亜梨沙

ピアノバー常連客(音楽仲間):澤井彩華、コールマン開、石井陽太

鍵太郎の母:戸水 三保


スタッフ

【竹本祥乃(よしの) 監督 プロフィール】

2007年頃から映像制作開始。

現在 研究所で研究技術職として勤務する傍ら、週末に監督するスタイルを取る。

第32回ぴあフィルムフェスティバル入選を機に short shorts film festival等 主要映画祭 入選受賞作多数。

「守桜の薫り」 第8回宝塚映画祭 宝塚映画OB会賞 受賞
「風の名前」 新・鎌倉映像フェスティバル入選
山形国際ムービーフェスティバル2010 入選
イシバシ・ハンダイ映画祭2010 審査員特別賞 受賞
宝塚映画祭 すみれ座賞 受賞
「凛」 short shorts film festival 2011 ジャパンミュージックshort部門 入選 opus映像コンテスト 電通賞 受賞
宝塚映画祭 新進監督応援企画 優秀賞 受賞
「お喰い初め」 カンヌ国際映画祭 short film cornerに選出
「青い蝶の夢」 栃木 蔵の街かどアワード 入選
京都国際映画祭2016 入選
「野坊の恋 」
伊勢崎映画祭 入選
神戸100年映画祭 企画通過作品
「受胎告知」
カンヌ国際映画祭 ジャパンショート部門にて上映
ラブストーリー映画祭 入選
「インディゴ チルドレン」
元町映画祭2017 入選
カンヌ国際映画祭short film cornerに選出
「君が夢見る地平」
八王子ShortFilm映画祭審査員特別賞
ラブストーリー映画祭入選
Webisodefilmfestival(米 ヒューストン)ノミネート
「Arcadia」
第5回岩槻映画祭 入選
第5回岡山ムービーフェスティバル フラスコ賞
カンヌ国際映画祭 ジャパンショート部門にて上映
ホンソン国際短編映画祭 国際作品部門ノミネート
その他映画祭での招待上映、受賞多数

公式サイト

【プロデューサー 近藤修平プロフィール】

西宮市在住。大阪ガス関連会社役員などを務め2018年退職。
阪急仁川にある喫茶ハッセルハウスオーナー。

オペラ歌手として関西のオペラ・オペレッタにソリストとして数多く出演、オペラ公演のプロデュースや演出も手掛ける。

モーツァルトミサ曲のバスソロやベートーヴェン第九ソロなど活躍の場を広げている。

小説「マスター先生」を執筆。

オペラエクスプレスライターとして芸術文化センター「魔弾の射手」レポートなどを執筆。

西宮文化振興財団よりの依頼で西宮文学案内講師としても登壇。

2017年竹本祥乃映画監督と出会い映画化の夢実現に向けて取り組んでいる。

【楽曲提供】

左手のピアニストのための曲を作曲された 近藤浩平さん。

この左手のピアニストの応援も込めて、楽曲提供で協力されます。
(プロデューサーの弟さんです。)

協賛・後援(絶賛 募集中!)

阪神淡路大震災の記憶を語り継ぎ、左手のピアニストを応援したいという思いに賛同いただける方々です。

協賛:

株式会社NGK(日本元気化計画)、喫茶ハッセルハウス

後援:

神戸女学院

ロケ地選定・審査協力

兵庫県観光振興課、西宮市役所都市ブランド発信課、西宮流、さくらFM、夙川座

進捗状況

FBページ にしきたショパン映画化への道 にて、随時投稿がありますので、興味がありましたら、ぜひ、チェックしてください。

カンパは一口5,000円です。

エンドロール記載は国内上映日(2020年11月予定)の1ヶ月前頃に締め切ります。

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