北京オリンピックを終えて
私が初めて生で見たのは、Continues with Wings でした。
現場で、金メダルおめでとう、と言いたかった。どうしてもその場にいる人と一緒にと叫びたくて、滑らなくていいから、行った。
テレビ越しでは分からない、気配を感じることができ、これは嘘偽りなく、こういう人なんだ、と理解できました。もう、知名度が世界的に知れ渡ってしまったので、かなり遠い存在ですけどね。
そして、こんなに多くの方が、褒め称えています。
私自身も、アマチュアのフィギュアスケートのイベントを撮影したり、その撮影のために、私自身もフィギュアスケートを習いました。少なくとも、超初心者ではなくなりましたが、ジャンプしたり足を高く上げるのが、こんなにも難しいのかと、実感しています。
羽生結弦選手は、いかにしてこれほど多くの人々に感動を与えてきたのでしょうか?
— オリンピック (@gorin) February 22, 2022
ネイサン・チェン選手、アンナ・シェルバコワ選手、エフゲニア・メドベージェワ選手、メリル・デイビス選手など、フィギュアスケートのスーパースターたちに語ってもらいました✨#オリンピック #StrongerTogether pic.twitter.com/h91ncUzwXp
誰もが最初から上手いわけではない
北京オリンピックの4Aアクセル
エキシビション
音楽の感性と、メディア映え
音楽と振り付け、スケーティングの動作を芸術的に融合させる滑りができること。
特にショパンは好きなようで、いつか、機会があれば、「にしきたショパン」の映画のこと、知ってくれたら嬉しいな。
震災の記憶を語り継ぎ、左手のピアニストを応援する、という考えを込めた映画です。
同じように考えた映画ファンもいたようですが、なかなか羽生選手の耳に届くのは、いつのなるだろうか・・・
個人的に、届いてくれたら嬉しいなと思います。
映画中で使われている、東日本大震災の鎮魂を込めた現代曲「海辺の雪」も、スケートに合うと思うのよねー。
羽生選手を撮るスポーツカメラマン
そして、写真を撮る側としては、外せないスケート写真の話題。
20年近く、羽生選手とも親交のある田中宣明さん。
何度か講演会に行きましたが、お話上手で、とても快活な方でした。
こちらで、彼のトーク集を見ることができます。
下記は平昌オリンピック。
田中さんの仕切りが見られます
他には、長久保 豊さん、能登 直さん。
スポニチの小海途 良幹さん(通称 小海途神)
羽生選手のブレない軸
様々な方が分析されています。
マッシミリアーノ・アンべージ(伊ユーロスポーツ解説者、冬季競技専門ジャーナリスト/アナリスト)
「羽生も4回転半を回り切って降りるためにプレローテーションすればいいじゃないか、という者がいるかもしれない。
答えはノーだ。
選手は小さい頃に学んだ技術でずっと行く。
別の方法でアクセルを跳ぶのは困難だ。例えばランビエールは3アクセルが苦手だったことで有名だが、彼はついに3アクセルへのアプローチを矯正することが出来なかった。何故ならこれが彼が子供の頃に身に付けたアクセルの跳び方だったからだ。この跳び方で3アクセルを跳ぶのは困難だった。決まれば素晴らしいジャンプだったが、成功率は非常に低かった。僕の意見では15~16歳以降に技術を矯正するのは不可能だ。
だから僕は羽生が踏切り時にプレローテーションする4アクセルは跳ぶことは絶対にないと思うのだ。いずれにしても跳び方を変えることは不可能だし、羽生の場合、彼の気性、彼が理想とするフィギュアスケートに反している。
最後になるが、僕は客観的に見てフィギュアスケートが窮地に陥っている今現在、ISUがルールに対して何らかの対策を講じる決断をすることを切望している。新しい五輪周期が始まったばかりの今なら可能だ。
先だって行われたISU総会は迷走しており、幾つか行われたルール改正も意味がよく分からなかった。まだ時代の流れを変えられるチャンスはある。」
身体面のサポート
また、当たり前すぎますが、食事と睡眠も大事な要素です。
影からスポンサーで支えている企業には、このようなメーカーもあります。
競技歴
A=アクセル、Lz=ルッツ、F=フリップ、Lo=ループ、S=サルコウ、T=トウループ、Eu=オイラー(ジャンプのつなぎに使われる)、e=明らかに間違った踏み切り、!=明確ではない踏み切り、q=1/4回転不足、<=1/4回転を超え1/2回転未満の不足
Wikipedia参照
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プロ活動
プロ転向後、初めてのアイスショー「Prologue」は、横浜公演2日目を、映画館でのライブビューイングで拝見しました。
現地参加は、宝くじ並みの競争率だったそうです。
アンコールの後の周回で、突然、羽生さんが涙を流し始めたのですが、実は、ファンがサプライズで、演出のため配られたバングルをみんなで青く光らせようってメモが回っていたみたいです。
そして、観客席が一面の青い光に。
コロナで、声を出せないファンのクリエイティビティに、羽生さんも、やばい、と泣きそうになっていたそうです。
ファンも粋なことするなぁ。
そして、大変幸運なことに、「プロローグ」八戸公演2日目を、現地で見ることができました!
公式チャンネルにアップされていた作品も滑っていましたよ。
ライブビューイングで演技は一通り見ていたにもかかわらず、観るたびに鮮烈な印象を受けました。
さらに、会場の大きさもそれほど大きな場所ではないので、ほんの5mほど先に、羽生さん本人がいる!ということで、生の迫力を見られたことも大変貴重なものでした。
細く見えるけど、筋肉ががっしりついている感じ。
これが、あの際立った技術や表現をする身体なんだなぁ。。。と改めて感じ入りました。
幕間の動画も、ご自身で編集しているとのこと。
もちろん、最後はバングルを青に光らせて、演技を讃えました。
お隣は、中国出身のファンの方で、共通の話題で盛り上がりました。なんと神戸にも来られていたとのこと。どこかで会っているかも??
羽生さんは、一人で滑るだけでなく、イベント全体の構成まで最終判断を下していて、しかも高品質。
マルチタレントぶりに、すっかり魅了されました。
これは、何度でも見たくなりますね。
一番伝えたい、震災を経験した自分なりの、苦難を乗り越えた半生の見せ方。
卓越した表現力にどんどん磨きがかかっています。
所属経緯など
「羽生家は家賃5万円の県営住宅で暮らすごく普通の家庭。」
「今では羽生の最も得意なジャンプとなったトリプルアクセルをマスターしたのは、13歳の時。2008年夏、有望な若手を発掘する野辺山合宿で“あの選手”のジャンプを見てからだ。
「なかなかトリプルアクセルを跳べなかった彼が、真央ちゃんを見て『僕もやれるよ』と言って、すごく練習したんです。リンクは夜8時までなのに、『練習を終わりにしないで』と続けようとして。こちらが『もう終わり』と練習を打ち切ろうとした時、ようやくトリプルアクセルを跳べたのをよく覚えています。空中での姿勢のコツを掴んでからは、次々跳べるようになっていきました」(同前)
95年から日本スケート連盟の理事を務め、“女帝”と呼ばれていた城田憲子。06年に発覚した不正会計問題で引責辞任したが、
「その後も海外との豊富なコネクションを持ち続けていました。彼女は、有望な選手とこのコーチを組ませたら伸びる、というマッチングが得意な人。オーサーには、バンクーバー五輪(10年)で彼の教え子のキム・ヨナが金メダルを獲った時から、『いずれ日本の選手もお願いします』と約束していたそうです」(スポーツ紙デスク)
「トロントでは、母子の二人暮らし。自宅マンションとリンクのあるスポーツ施設「クリケットクラブ」を往復する毎日だ。練習を終えると、スケートの動画を見ながら、フォームのチェックをする。ただ、相手はコーチではない。フィギュア経験は一切ない由美だ。羽生は「意外な視点が役に立つんです」とその理由を語っている。
10代後半の年頃だったが、携帯電話も持たず、母と二人、フィギュアに専念する日々。クリケットクラブで共に練習していた3歳上の中村健人は、羽生と出掛けることはなかったという。
「仲間のハビ(羽生の元ライバル、スペインのハビエル・フェルナンデス)とは、ピザ屋に行ったりアイスを一緒に食べたり、よく出かけました。でも、結弦は全ての時間をスケートに注いでいた。その結果、彼は誰も成し得なかったことをやってのけたのです」
実は、羽生は2013年10月に、マネジメントや肖像権などを管理する個人事務所「team Sirius」を設立していた。当初は由美や城田と縁のある女性が取締役を務めていたが、18年11月、フィギュア界と縁の無さそうな人物が代表取締役に就任している。
元東京地検特捜部検事で、現在は、企業コンプライアンスなどを専門にする弁護士の政木道夫だ。
「東京地検の久木元伸検事正らと同期で、花の司法修習41期。04年に弁護士に転身しました。原発事故を巡る東電旧経営陣の裁判では、弁護士として被告の一審無罪を勝ち取った。伊調馨がパワハラを告発した問題では、レスリング協会の調査を行う第三者委員会の委員を務めました。羽生家とは18年11月以前から付き合いがあったそうで、事務所の社長に就任したといいます」(社会部記者。政木は「回答は差し控えさせて頂きます」と回答)
オーサーとは溝が生まれ、城田が去る一方、ヤメ検敏腕弁護士が加わった“チーム羽生”。だが、このまま北京まで順風満帆とは行かなかった。20年春、世界中で猛威を振るい始めた新型コロナが彼らを襲う。
「喘息持ちの羽生は、他の選手以上にコロナを警戒していました。海外渡航の自粛が解除されても、トロントに戻ることはなく、アイスリンク仙台を拠点に練習を続けたのです。主に、ジャンプコーチのジスラン・ブリアンからリモートで指導を受けるようになりました」(前出・連盟関係者)
2011年11月、右足関節靱帯を再び損傷。ストレスから食道炎を患い、発熱もした。
「もう辞めちゃおうかな。こんなにやっているのにできない。これ以上、やる必要あるのか」
思わずそう漏らすこともあったという。」
きっとその頃、一番、羽生選手自身が、食事も喉を通らず、わけもなく涙が溢れたり、誰を信じていいのか苦悶した時期だったのでは無いでしょうか。
美ジャンプの秘密
運動療法に詳しい早稲田大スポーツ科学学術院の金岡恒治教授を直撃し、北京五輪金メダルのネーサン・チェン(23=米国)を超える〝美ジャンプ〟の仕組みに迫った。
金岡教授は「(羽生は)回転時に体が一直線だし、体形的に羽生選手の方が細いので、1本の線のように見える。
きれいさからいくとチェン選手より羽生選手の方が上だと思うし、チェン選手も同じふうにはできないと思っているのではないか」とライバルも認める美しさだと指摘した。
もちろんチェンの強みについても「回転力はチェン選手の方があるかもしれない。回転時は足で蹴って回るが、腹斜筋(腹の横にある筋肉)も重要になる。跳び出す時はひねりの力を生むため、着地の時には真っすぐ止まるために働くので、腹斜筋は羽生選手よりも強いのではないか」と分析したが、美しさでは羽生に軍配が上がる。
専門家も舌を巻くほどきれいなジャンプを跳ぶ秘訣は、羽生の骨盤の位置にあるという。
「骨盤が後ろへ傾く(後傾)と背骨が真っすぐになる。体幹筋(体幹を支える筋肉)に力がうまく入らないと骨盤が前傾してしまうけど、うまく働くと背骨が一直線になる」。体が反った状態より、真っすぐな状態の方が回転の効率は向上する。羽生のジャンプは、まさに理にかなった動きというわけだ。
また、羽生が回転時に使用する筋肉の使い方は、バレリーナのような繊細さを兼ね備えている。一流のバレリーナはインナーマッスルの一つとされる腹横筋(腹式呼吸のときに最も働く筋肉)が優れている傾向があり、羽生の腹横筋も同様のポテンシャルを秘めている可能性があるという。
「一流のバレリーナは回転時に腹横筋が厚くなることで安定して回転できるので、羽生選手の腹横筋もすごいと思う。それは腹横筋が強いとか弱いとかではなく、回転する瞬間にうまく力が入るので、上手に軸を安定させられるし、真っすぐにしないといけない瞬間に腹横筋が働く。オンとオフがきっちりできている」。状況により筋肉を使い分けているというから、まさに職人技だ。
TV報道
https://hochi.news/articles/20220723-OHT1T51017.html?page=1&fbclid=IwAR0VYfv6AWPQ4pVYen633OZSJiEKjKQuilmX3Az9NSM56v20eZJi9dSZOwQ
羽生さんは会見後に各局の報道番組に生出演したが、その中で徳光さんはフジテレビ「Live News α」(月曜~木曜・午後11時40分。金曜・深夜0時10分)でインタビューした同局の三田友梨佳アナウンサーを「彼女のインタビューが抜群でした」と絶賛した。
徳光さんは「三田さんは、入り方が実にすばらしかった。羽生選手を一気にリラックスさせた」と振り返った。その上でインタビュー内容を再現した「羽生さん自身が話せてよかったなとそういったことを感じさせるインタビューだった。見事でした」と繰り返し絶賛していた。
兵庫県出身。関西の契約スタジオをメインに撮影を始め、現在撮影歴17年目です。
これまでに150組以上の新郎新婦の撮影、15冊以上のダンス雑誌への掲載、20公演以上のダンス・オーケストラの撮影経験を通じて、表情や動きの瞬間を捉えることに長けています。最近では、竹本祥乃監督の初長編映画「にしきたショパン」のロケ写真を担当しました。
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