私は、このサイトで、表現する人を応援したい、と書いています。
でも、私自身の時間は有限ですし、誰も彼も応援すると言うわけには行きません。
なので、私の応援スタンスを少し、書いておこうと思います。
「誰かを下げないとその価値を証明できない人」
私はそんな人は応援したくない。
そして複数の世界を知っていて、それに興味を持って勉強している人、言行一致の人に惹かれます。
例えば、羽生結弦選手は、言行一致を常に意識しているように感じています。
それぞれ、その人なりにユニークな体験を持ち、価値観を持っています。それに飲み込まれるのでなく、フラットな視点を持てている人。
表現とは、いずれ普遍的な物語を紡ぎ出すと感じています。
例えば、「アズールとアスマール」という映画があります。
この映画の主眼とは何なのか。
「それは、異なった人種や民族、文化圏などの間にある反目や偏見を取り除き、人々が相互理解と融和に向かうための基盤づくりに役立つことを、とびきり美しく面白く語ろう、という狙いです。」
監督の考えや世界観に共感しています。
現代は、
人工的に作られた迷信や誤解によって、異なる者同士が争い合っている世界。様々な違いによって区別され差別される社会構造。
フラットな視点は、融和を引き出すもの。
そして、私の考えや見聞にも共感してもらえて、融和の世界が理想と考える人。
自らを内観し、視点を色々変えられる柔軟な人。
プリンシプルのある人。
白洲次郎の言葉では、
プリンシプルは何と訳してよいか知らない。「原則」とでもいうのか。日本も、ますます国際社会の一員となり、我々もますます外国人との接触が多くなる。西洋人とつき合うには、すべての言動にプリンシプルがはっきりしていることは絶対に必要である。
彼のエピソードを読んでみると、「自分のハッキリとした立ち位置を持つ」ということと、それを貫くほどに、心身に原則が浸透していてブレがない、ということなのかな。
「原理原則、しっかりと伸びた背骨、バックボーン、ブレない軸、ゆるぎない座標軸、一本通ったスジ(筋)、コア・バリュー(価値観)。いいかえればインテグリティのことでもある。
インテグリティ(integrity)とは日本語に訳しにくいが、一般に訳されている「誠実」という意味よりも、発言にブレのない、首尾一貫した姿勢をさしている。」
例えば、私が相手に「行けたら行くね」と言って行かなければ、自分の言ったことを果たしているとは言えないですよね。ブレてる。
能力やスキルよりも、人として信頼され応援されることが成功の近道、王道だと考えています。
おたがいをリスペクトし合え、信頼できる人と繋がっていきたいです。