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写真作品となるには、何が必要か
写真が作品になるって、どういうことだろう。
写真を撮っていて疑問に思っていました。
でも、作品にまで突き詰めた写真は、明らかに何か違う。
言葉にするには、まだ分かっていないことが多すぎて。
一方で、一般的な職業としてのプロのフォトグラファーのスキルと芸術的な写真表現は根本的に違うようです。
用途が違うから当然ですね。
プロの撮影は、お客の要望にあったものを納品する、そのためファインダー内すべてをコントロールする技術が必須になります。
そういった違いがまずあることを念頭に、読んでいただけると嬉しいです。
アートとしての評価基準
アート全体で、感じていること
これは私見です。
写真に限らず、アートは何か先のことや、問題点を別な角度から伝えるという面があります。
本質的であるほど、それは長く残るようです。
一つ挙げます。
2022年およびコロナ感染拡大後を振り返ると、世界は大きな変化を迎えました。
過去の流れが断ち切られてしまいました。
大きな非常事態が起こるたびに、生活すら困難なとき、 文化や芸術は本当に必要不可欠なのか?
芸術なんて不要不急のものだろう、という意見が必ず出てきます。
しかし、ドイツのモニカ・グリュッタース文化大臣は、2020年3月11日、政府のプレスリリースを通じて、「政府は、文化・芸術・メディア業界でに従事する人々を決して見殺しはしない」とし、「コロナウィルスの蔓延によって打撃を受けている文化事業者への大規模支援」を発表しました。
これは世界の注目を集めました。
しかし実際に完璧に実施するには多くの問題を抱えていたようです。
助かった人も確実にいましたが。
ドイツ在住の知り合いの画家も。このようなエッセイを寄せています。
「ドイツは第二次世界大戦、 文化や芸術を弾圧し、 人間の自由と尊厳、 倫理を踏み潰した歴史がある。
先の文化大臣の「自由が奪われた時に、 私たちはどういう方向に転んでいくのかを目の当たりにした。 芸術家という存在は、 何事にも疑問を持ち、 矛盾を突き挑発することで公共の言説に活気を与え、 民主主義を全体主義的への偏向から守る人々である」という発言から見えるのは、 戦争からの教訓である。」
また、
自分の生きかたを絶えず問い直し、その答えを書くように生き る。
という島田ギャラリーオーナーの、島田誠さんの言葉にも共感しています。
デジタル時代のアート
少し話は変わりますが、デジタルデータのアートという分野もあります。
デジタルカメラが普及してから、写真はほとんどデジタルとなり、複製も容易になりました。
また、加工も簡単にできるため、何が本当なのか?という議論もあります。
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兵庫県出身。関西の契約スタジオをメインに撮影を始め、撮影歴15年目。
これまでに150組以上の新郎新婦撮影、15冊以上のダンス雑誌掲載歴、20公演以上のダンス・オーケストラ撮影経験から、表情や動きの瞬間をとらえるのが得意です。
最近では、竹本祥乃監督 初長編映画「にしきたショパン」ロケ写真を撮影し、作品は国際映画祭で20以上の賞を受賞しています。
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