シリア=戦争=重い?
それって、どうして?
ニュースなどのメディアがそう言ってるからかもしれません。
でも、今回の報告会で感じたのは、シリアって行ってみたくなるような魅力的な国だな、ということ。
平和だった頃のシリアは、日本よりずっと住みやすかったと中野さんは言います。
就学率97%。大学まで無料の教育制度。治安が良く、深夜でも一人で街を歩ける。イスラム教徒と言えばシーア派だのスンニ派などの対立をイメージさせられるのに、シリアではそのくらいの差、別に気にしない、隣に座っている友達が何派かなんて別に知らなくていいという感覚の人が大多数。
無知は偏見を呼ぶ。
イメージだけで物事を語ることの弊害は世界中で起こっています。
本当に、あなたが学校や教科書から学んだことは、本当に正しい知識でしょうか。
テレビで言ってたから、ニュースで言ってたから、と、
感情論的に心が動かされるものを信じるのでなく、
これってほんと?確かめてみないとわからないよね、
そういうスタンスが大事。
「信じるな、疑うな、確かめろ!」
でも、その見え方は、一つではない。
シリアでいかに、刻々と事態が動いているか、利害関係がわかる一覧を創ってくれたのを見ただけでも、味方が敵になったり、味方の先が敵同士だったり、単純に善悪に分けられない。
行ってみないと、踏み込んでみないと分からないことだらけ。
そんな複雑な事情も分かりやすく話して下さいました。
シリアに小学校を再建する運動を応援している活動をしているシリア人が
「私は未来の世代を失いたくない」
という言葉がとても印象に残りました。これからの未来を担う力になるのが教育だから。。。
大人が楽しいことしていれば、子供もそんな大人になりたいと思えるはず。夢を応援すると、きっと希望は、また輝く。
言葉だけでは、なんとでも言える。でも、行動やあり方は、嘘がつけない
と聞いたことがあります。
だから、そのあり方に感銘を受けた方が、こんなに集まったんだな。
あくまでも、これは、一つの見え方であって、すべてではない、とご本人も強調されていました。
まずは、知ることから。
これからも、発信は続けられるそうなので、ぜひ、サイトをチェックしてみてくださいませ。
Piece of Syria 「夢をかなえる学校を創りたい」
へむりさんも読んだそうです。
「どうせ無理」は、危険な言葉。
それよりも、「こうしたら?」という一言の方が、ずっと、元気になれる。