一眼レフカメラに取り付けるレンズ。
じっくり観察すると、あなたの知らない世界が待っているかも??
レンズの製造工程や、取り扱い方についてお話ししたいと思います。
カメラレンズがどんな作りになっているか?
とても精巧に作られているがゆえに、どこかブラックボックスのように感じている人もいるかもしれませんね。
そんなあなたに、見事にその内側を見せてくれる動画を発見しました。
さすがディスカバリーチャンネル。
レンズの製造工程が出てきますが、100年前の研磨機に勝るものはないそうです。改めて、人の熟練の能力や先人の知恵は、すごい!
レンズはこれに弱い
・塩分や水分、砂ぼこりなどが大敵。
・冬の室内、室外の温度差によりできる水滴、カビなどにもご注意を。
砂浜はかなり過酷な条件となるでしょう。見えない海水の飛沫が空気中に漂っています。
~~準備~~
保護フィルターをつける
⇒砂ぼこりからレンズを守る
ボタンにはマスキングテープを貼る
⇒砂ぼこりが入らないように
~~撮影時~~
タオルにくるむ
⇒直接潮風が当たることを防ぎます
レンズ交換はしない
⇒塩分を含んだ砂ぼこりや水分が本体に入るのを防ぎます。
むやみにズーム操作はしない
⇒ズームレンズなどではレンズが伸縮する際にレンズ内へ空気の出入りが伴うので砂埃などが入らないように注意が必要です。(注意というよりも不可避…)
ポリ袋にレンズを覗かせる穴をあけ、その穴から保護フィルターをつけたレンズの先を出してフードもしくはフィルターのフチにポリ袋をテープで固定。
そして袋の口を結ぶことで多少予防になります。
~~手入れ~~
①砂埃をとる
レンズを外す前に砂埃はあらかじめブロアーで吹き飛ばす。
特にボディのダイヤル部分やレンズのマウント部分などの溝、
レンズの伸縮部分やピントリングやズームリングは入念に。
(あまり強く吹き付けると逆に内部に砂が入る可能性も)
あと、ストラップの取り付け部とか60Dならばバリアングルのヒンジ部分なども入念に。
②塩分を除去する
塗装された外装は濡らして固く絞ったやわらかいクロスで拭く。
レンズを取り外しマウントのフチなどの金属部分は入念に拭く。
素材によっては塩分が残ってると錆びますので注意。
(レンズのマウントの電子接点は下手に触らず乾いた綿棒でサッと拭くくらい)
レンズ自体はレンズクリーナーでいつもより入念に
③水分の除去
ドライボックスなどの保管庫がないならば乾燥剤を入れたビニール袋に入れて湿気をとる
万が一、レンズの中に砂が入ってザリザリするようになった場合はいち早くサービスセンターに修理に出してください。
レンズのカビ
また、よくあるのがレンズのカビです。
防湿庫に入れないで風通しの悪い場所に放置しておくと、こんな風になります。長期間使わないのであれば、防湿庫に入れておくことをお勧めします。
いざ転売するときも、高く売れますよ。
兵庫県出身。関西の契約スタジオをメインに撮影を始め、現在撮影歴17年目です。
これまでに150組以上の新郎新婦の撮影、15冊以上のダンス雑誌への掲載、20公演以上のダンス・オーケストラの撮影経験を通じて、表情や動きの瞬間を捉えることに長けています。最近では、竹本祥乃監督の初長編映画「にしきたショパン」のロケ写真を担当しました。
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