写真のマナー:何気ない写真撮影の法的リスク

新芽と青空

 

ウェブと写真

今日では、Facebook, instagram, などのSNSに、スマートフォンで自撮りしてアップすることも多く行われています。

また、ネット上はメディア会社のように、組織として何らかのチェック体制があるわけではありません。そのため、撮影のルールやマナーが問題視されるようになっています。

それを知っておくことは、自分や、あなたが写真に写した人の身を守ることにつながります。

例えばこんなニュース。

ここ最近で起きた写真に関するニュース

2016.12.1   信頼性なき医療メディア「WELQ」に揺れるDeNA、MERYを除く全キュレーションメディアを非公開に

正確な医療情報ではない、引用にみせかけた転載であること、などが問題となりました。
これを機に、他のキュレーションサイトで写真の無断使用も発覚しています。

2016.2.24  さようなら 哲学の木

観光客が撮影のため、木周辺の畑へ無断で侵入する行為が止まらず、注意しても逆ギレされたり、一向に改善の余地がないための苦渋の決断だったそうです。

2017.2.9  ネットの写真で写真集 著作権法違反容疑で52歳男を逮捕

人の写真を自分の撮影として、勝手に写真集を作成、販売しました。

【2016年版】Webの著作権侵害事例とトラブル対処法

このように、「私は大丈夫」「このくらい、いいだろう」と思っていても、すぐに調査で判明するようになってきています。

つまり、「善意かどうか」で著作権を考えるのでなく、損害が何らかの形で発生したかどうか、の考え方をとります。ですので、写真撮影側で気をつけることとして、以下のような方法が比較的安全であると思われます。

町中でスナップするとき、

・事前に被写体に許可を得る

・個人と特定されない後ろ姿
・個人が認識出来ないサイズで写るように超広角で撮影する
・肖像権が発生しないくらい明るいレンズでぼかす

顔の他に手や足にも肖像権があり、第3者がみて人物を特定出来る場合注意が必要

建物を撮るとき、

有料施設内やランドマーク、特徴的な建物での撮影規則はそこの、管理や運営者によって定められてることが多いです。

一般的に公開された建物の外観を撮影し出版物に掲載するのは著作権侵害に(第46条-2)ならないそうですが、その建物の施設内での撮影や広告やパッケージなど商業的に関しては、必ず許可が必要になります。

(引用;ストリートスナップの知らないと怖い写真の肖像権のお話

「素晴らしい写真をみんなに見てもらいたい」「キュレーション(まとめ)」の作成に必要だから。。。といった「善意かどうか」で著作権を考えると収集がつかなくなります。

そうではなく、実害と実益で考えることになっています。

また、発信側からはっきりと、望む使われ方を明示する必要があります。

当サイト掲載分の写真の場合は、基本的に、日本写真家ユニオンの推奨に従っております。

一般利用目的(商用目的は下記の倍額をいただきます)

使用場所 使用期間1ヶ月 使用期間〜3ヶ月 使用期間〜6ヶ月 使用期間〜12ヶ月
ホームページのトップページ 15,000円 20,000円 25,000円 30,000 円
ホームページのセカンダリページ 10,000 15,000 20,000  25,000
アイコン 5,000 10,000  12,000  15,000
フレーム  15,000  20,000  25,000  30,000
バナー・リンク 10,000  13,000 16,000  20,000

公益社団法人 著作権情報センター 無料電話相談あり

協同組合 日本写真家ユニオン

弁護士相談Cafe

使用希望がありましたら、画面右の「メッセージを残します」をお使いいただければ幸甚です。

(ただし、フライヤーや雑誌記事のスクリーンショットを除きます)

少なくとも、黙って撮らない。

相手も人なのに、声をかけるわけでもなくスマホを向けて「パシャッ」と撮っていくだけ、というのは、一番良くないです。自分が相手だったら、どうするのが良いか?

そこがポイントだと思います。

また旅行先で写した写真に人が映り込んだ、そのとき、写真のフレームに写りこんだ全ての人に許可を取る事は現実的ではありません。
もしネットにアップするなら、顔はアプリなどでボカシをかけて、相手の肖像権を守るようにするのがベストです。
(iphoneだと、モザイクというアプリがあります)

(参考;ネコにも分かる知的財産権

こちらの本も、知識としてし知っておくと無用なトラブルを防ぐことができるでしょう。

Photographer