映画「ジョーカー」のオフショット写真が公開
トッド・フィリップス監督の映画「ジョーカー」は、アメリカの漫画「バットマン」のヒール役、ジョーカーを主役にした映画です。2019年公開後、世界中で一大ブームとなりました。
色の使い方が絶妙です。
公開されたオフショット写真はこちら
役作りのため、主役のホアキン・フェニッックスは、24kg減量したそうです。
そのため、手首もすごく細い・・・撮影現場は、テイクを重ねることも多いので、体力維持も大変だったろうな・・・
撮影のカメラが写っていることで、よりオフショットの写真に魅力が出ている感じがします。また、撮影場所であるニューヨーク ブロンクスの実際にある階段で、大勢の人が主人公の真似をして階段を降りる現象も起こりましたよね・・・
他の映画の例では、
「ローマの休日」で、スペイン広場や真実の口が有名になるとか。
「君の名は」で、糸守湖のモデルになった諏訪湖など、ロケ地を巡るブームが起きたり。
リアルと空想が入り混じった感覚になりますね。
また、奇しくも、香港のデモにも影響を与えました。
階段を使った意味
主人公の心理を表すシーンで、なぜ階段を使ったか?
登る・・・重苦しい日常へ向かう陰鬱な気持ち
降りる・・・悪への堕落と、日常からの解放
といった主人公の心情と重なっています。
写真に意味や物語が加わると、ここまで訴えかけるものが変わるのですね。
私は、オフショットが、そこにいたる背景を思い出すきっかけになるとか、協力して作り上げたチームの面々など、
作品に多面的な魅力を加えられると感じます。
出来上がった映画に、より奥行き感が出るというか・・・
脚本を読んでいることによって、より、世界観のポイントが分かるというのもあるかもしれないなー
本編より
個人的にオフショットの使い道について
あとは、自主制作映画では、シーンを時系列で撮影できることが少ないので、シーンや、役者の服装、メイクのつながりを確認する記録的な意味もあるなぁ。
カメラ任せで、半自動的に撮った写真ではなく、自分の思いを写真に込めたい人へ。
写真は、言葉と同じく、インプットしてそのイメージを自分の体を通してアウトプットする。
その繰り返しで、どんどん本質に近づき、人間の感情の機微に迫れるのではないか。
そのためには、良い写真をどんどん、脳にインプットしよう。
そんな思いで、フォトグラファーを紹介するシリーズです。
兵庫県出身。関西の契約スタジオをメインに撮影を始め、現在撮影歴17年目です。
これまでに150組以上の新郎新婦の撮影、15冊以上のダンス雑誌への掲載、20公演以上のダンス・オーケストラの撮影経験を通じて、表情や動きの瞬間を捉えることに長けています。最近では、竹本祥乃監督の初長編映画「にしきたショパン」のロケ写真を担当しました。
イベント記録写真、プロフィール写真、表現者のイメージ写真、集客用チラシなど、多様な撮影ニーズに対応いたします。お客様のご希望に応じた最高の一枚をお届けします。ご依頼はお早めに右下のChatからどうぞ!