特定の商品を勧めるというより、一脚や三脚の使い方の知識について、書いてみます。
三脚、一脚は、まず、太いものから順に足を伸ばしましょう。細い方から伸ばすと安定が悪いです。また、足を閉じた状態で高さを揃えましょう(動画参照)。

三脚 基礎知識(スチルカメラ用)

脚が丸型もしくは角型のパイプで作られ、2-5段に延長できる。
カメラの高さを調整するたびに脚を延長するのでは面倒であり、また、微調整もできないことから、クランクで操作できるエレベーター機構を持つものが多い。また、用途や好みに合わせて雲台(ヘッド)を交換できるようになっている。
意図的にシャッター速度を遅くし、通常手持ちでは不可能な効果を狙った撮影も三脚の安定性を用いて可能になる。
また、長時間露出の必要な暗い場所での撮影(夜景、天体写真)にも不可欠である。

脚を広げて設置した場合、その場を撮影者が占有してしまうなどの理由で、人の集まる場所では三脚の使用が禁止されるケースも少なくない。
この場合、代わりに一脚を使用するなど、撮影者はマナーを考えた行動が必要である。

有名メーカー

スリック(SLIK) :日本 2001年3月、株式会社ケンコー・トキナーが買収
ベルボン(VELVON) 2020年8月 – ハクバ写真産業に三脚の企画・設計・開発および修理事業を譲渡
マンフロット(Manfrotto):イタリア 1992年、プロの写真撮影用の三脚や雲台の分野で大手のフランスの企業、ジッツオ(Gitzo)を買収
クイックセット(Quick-Set ):アメリカ合衆国 世界初のジュラルミン三脚HUSKY三脚で有名。
リンホフ(Linhof) カメラは中大型カメラしか生産していないが、三脚は小型カメラ用の製品も生産している
イギリスのベンボ(Benbo ) 日本には正規代理店無し

関連記事
(Wikipedia)

一脚 基礎知識

安定した撮影を簡易に行うための道具の一つ。雲台の直下に伸縮自在の一本足が付いている。
カメラで撮影を行う際や、雲台に対応した望遠鏡で手ぶれを防ぐ際、機材を取り付けたまま地面に接地させて安定させるための器具である。場所の変更が三脚に比べて容易であり、時間をかけずに迅速に撮影できる。また、カメラの方向を瞬時に変えられるため、被写体の動きがはげしいスポーツ写真に向いている。
(Wikipedia)
基本的に、一脚をセッティングする高さはアイレベル。ただ、ライブビューで撮影する場合はやや低くても支障無し。
ちょっとした人ごみ、運動会や動物園や水族館など狭い範囲でかつブレやすい状況下での撮影に大変便利なアイテムです。
また、地面にだけでなく、短くして身体に押し付けるような使い方もあります。

おまけで、SポールII

雲台

雲台も様々な種類があります。大まかに分けて、
スチル用雲台(3way)、
シネ用雲台(2way)、
自由雲台
の3つ。 詳しくはこちらへ。
一般的には、自由雲台が使いやすいように思います。

三脚のねじの規格

雲台にカメラを取り付ける「カメラネジ」のサイズは世界規格(ISO1222)で統一されています。
規格では2種類あります。
1つはネジ山が「3/8-16UNC(インチ)」ネジの直径約9mmで通常「太ネジ・大ネジ」と呼ばれるサイズ、
もう1つはネジ山が「1/4-20UNC(インチ)」ネジの直径約6mmで通常「細ネジ・小ネジ」と呼ばれるサイズ。
長さはどちらのサイズも4.5mm±0.2mmが規格です。
一般的なデジタルカメラや一眼レフカメラ、ホームビデオカメラ等は「細ネジ」であることがほとんどです。