上新田ゆめまぼろし
「上新田ゆめまぼろし」という、2014年11月1日 (土) から 2014年11月5日 (水)に行われた、大阪大学にアーティストが滞在して芸術創作を行うシリーズ。
フランス在住のポルトガル人写真家ジョアン・ガルシア氏が、北摂に残る文化財とともに、「声なき声(記憶)」をテーマとして、この地のファンタジー(ゆめまぼろし)を創るというイベント内、写真のワークショップに参加しました。
何気ない日常を、ゆめまぼろしに変えるガルシア氏。
彼の思考を少しでも辿りたい。そんな中で、浮かんだことが、私の夢うつつの映像でした。
<ワークショップ参加作品>
“Nightmare in the kitchen”
暗がりは、どこかに何かが潜んでいそうな気配を醸し出す
Kamishinden Fantasy 公式サイト
João Garcia
ジョアン・ガルシア(リスボン 1976年生まれ)
ポルトガルでジャーナリズム、スペインで美術を学ぶ。写真家、デザイナー、映像作家としての経験を活かして、様々な国のアーティストや団体(ポルトガル、スペイン、チリ、フランス、日本、ニュージーランド、ニューカレドニア、アルジェリアなど)と共同制作を行う。2006年より拠点をフランスに移す。現在はグラフィックデザインスタジオ・アンティシャンブル運営の傍ら、La Rochelle大学で非常勤講師を務める。1999年より数々の個展を開催。今日彼は、写真を通して、日常に潜む知られざる美にアプローチし、イメージの持つ力を試し続けている。
夜、それは夢がきらめく時間。想い出は予期せぬ仕方で絡み合い、新しい物語を紡ぎ出す。生まれた物語たちは次第に想い出と成り、また新たな夢を育む。「Kamishinden Fantasy」は、夢と記憶とが同じものからできていることを覚る場になるだろう。写真家として私は、自分の作品がこのプロセスの一部となること、そして私があらゆるファンタジーの可能性を自分のうちにもたらし得ることを信じている。旧新田小学校の歴史、その近隣の地域や建物、住民、そして自分自身の体験から、新しく、想像もつかないようなファンタジーが、夕闇に差し込む光のもとに浮かび上がる。それを「Kamishinden Fantasy」と呼んでみたい。
(写真家/アンティシャンブル ジョアン・ガルシア)
兵庫県出身。関西の契約スタジオをメインに撮影を始め、現在撮影歴17年目です。
これまでに150組以上の新郎新婦の撮影、15冊以上のダンス雑誌への掲載、20公演以上のダンス・オーケストラの撮影経験を通じて、表情や動きの瞬間を捉えることに長けています。最近では、竹本祥乃監督の初長編映画「にしきたショパン」のロケ写真を担当しました。
イベント記録写真、プロフィール写真、表現者のイメージ写真、集客用チラシなど、多様な撮影ニーズに対応いたします。お客様のご希望に応じた最高の一枚をお届けします。ご依頼はお早めに右下のChatからどうぞ!