サプールが大阪に!

2016年7月、日本での撮影のため、中部アフリカのコンゴからお洒落な紳士集団、「サプール」が大阪にもやってきました。

sapour

ウェブ上の情報から、私も注目していたので、さっそく、登場の瞬間をみようと、会場へ足を運びました。着いたら、既に何名か出待ちの人たちが。。。(宝塚みたい?)

百貨店が開店すると同時に、サプールたちがお出迎え(動画は下記)。

物腰がとても優雅で、終始、エレガントとはこういうことかぁ・・・と思いながら。握手をしてもらい、他の方との対話などを少し離れて眺めていました。

そして、その後、茶野氏の写真展会場に場所を移し、記者会見。タップを踏んだり、ステッキでパフォーマンスしたり、もう、モデルのようでした。その動きに合わせて形を変える服。

彼らの動きは、いかにして自分の着ている服を魅力的にみせるかを考えながら、動いているのだろうな・・・。

そして、外見だけではない、内面に関することも怠らず。それが、着こなす、という部分に現れているように感じました。

お洒落は足下から、と言います。

で、ついつい、足下のコーディネートを激写。

モデル立ちもサマになっています。いや、既にモデルだ・・・動作のひとつひとつがエレガントで、お出迎えのときも、紳士という感じでした。なかなか、こんな雰囲気を出す紳士たちに会うという機会は貴重です。

彼らの空気感は、その場にいって感じてみないと分からないものなのだなぁ、と実感したのでした。

サプールについて

『sapeurs(サプール)』は、SAPE(サップ)- Société des Ambianceurs et des Personnes Élégantes(エレガントな人々の集団)- というコンゴ発祥のファッション美学を実践している人々のことで、SAPEは1922年にAndre Bernard Matsouaが、フレンチファッションを華麗に着こなし、パリから帰国したことに由来しています。

「武器を捨て、エレガントに生きる」

がコンセプトです。

この背景は詳しく知れば知るほど、生半可なものではないことが分かってきます。
詳しい記事は以下も参照ください。


サプールジャパン

サプールのひとつの夢は、海外でサプール文化を発信すると同時に滞在国の人々と交流し、その国の文化を学び、コンゴに戻って子供達に夢と希望、未知の世界を伝えることです。

しかし現実はサプール達が日本や海外で合法的に活動するのはかなりハードルが高いと言わざるを得ません。ビザ、保証人、住居、食事、言語、また何と言ってもコンゴとは比較にならないほどの生活費がかかります。

サプール協会日本支部は、そんな彼らの「おしゃれで平和を愛するメッセージ」を日本中に伝え、サプール達を日本へ招聘、認知拡大していくことを活動の基礎としています。

その活動を支えるには、サポーターの皆様のご支援が最も重要です。

是非ともサプール達のメッセージを共に拡散いただき、サップ、コンゴを応援いただきますよう、よろしくお願いいたします。

サポーターになるには、サプールジャパン内★サプールサポーター 入会申し込み★からメンバー登録をお願いいたします。

SAPを撮影した日本人写真家、茶野邦雄氏のサイト

その他のサイト:
ネコノヒゲ

sworld

Sapourの写真集です。
(書籍版)


次なるアフリカムーブメントは?

Kindle版と雑誌版があります。

写真家ヨシダナギが案内する、美しいアフリカ」特集。

写真家ヨシダナギがポロロ族を撮影し、撮りおろしが掲載されています。そして、さらに・・・

「日本でも話題となった、アフリカの紳士=サプール。

サプールを撮影する写真家として有名な茶野邦雄さんとヨシダナギの対談が実現しました。また、今から10年以上も前にサプールを世界でもいち早く取り上げたイタリア人写真家ダニエーレ・タマーニや、日本でサプールを最初に紹介したNHKテレビ番組「地球イチバン」の制作ディレクター、影嶋祐一さんの証言にも注目です。」
PEN website より。

こちらもぜひ、手に取ってみてください。新たな色彩感覚に、多いに刺激を受けるはず。

カメラ任せで、半自動的に撮った写真ではなく、自分の思いを写真に込めたい人へ。

写真は、言葉と同じく、インプットしてそのイメージを自分の体を通してアウトプットする。

その繰り返しで、どんどん本質に近づき、人間の感情の機微に迫れるのではないか。

そのためには、良い写真をどんどん、脳にインプットしよう。

そんな思いで、フォトグラファーを紹介するシリーズ。