2022年、にしきたショパンの足跡をご報告

2021年3月、コロナ禍に公開した映画「にしきたショパン」上映館、受賞リスト

近藤プロデューサー、竹本監督、関わったスタッフの方の力の集大成として、下記のような結果が残せたことが、株式会社Office Haseslから、発表されました。

お手伝いした私にとっても、予想を大きく上回る成果に驚いています。改めて、素晴らしいチームだったんだなと思いました。
映画をご覧の際は、ぜひ、エンドロールにもご注目ください!そして、一人ひとりに大きな拍手を・・・

Contents

2022年上映館、受賞リスト

  • 上映館

    元町映画館、シネヌーヴォ、シネピピア、京都みなみ会館、池袋シネマロサ、OSシネマズ神戸ハーバーランド、中洲太陽映画劇場、シネマスコーレ、岐阜シネックス、洲本オリオン、ヱビスシネマ、あまや座、シアターセブン、日田リベルテ

  • 映画祭受賞入賞歴

    2020年
    ベルギー アントワープ国際映画祭 審査員賞
    コソボ 玉座の女王映画祭 長編脚本賞
    アメリカ サウスイースタン国際映画祭 オフィシャルセレクション
    日本 第十二回映像グランプリ 脚本賞
    2021年
    スロバキア コシツェ国際マンスリー映画祭 佳作
    インド ウルヴァッティ国際映画祭 最優秀女性作品賞
    イタリア ミラノ国際映画祭 外国語映画部門 最優秀長編作品賞
    カナダ Female Eye映画祭 オフィシャルセレクション
    英国 ロンドン国際映画祭 ベストサウンドデザイン賞
    オランダ アムステルダム国際映画祭 オフィシャルセレクション
    フランス ニース国際映画祭 外国語映画部門脚本賞
    カナダ  トロント国際女性映画祭  最優秀女性監督賞
    アメリカ WICAロス·アンジェルス オフィシャルセレクション
    イタリア   ヴェスビオ国際映画祭(JULY2021) 最優秀長編作品賞 最優秀撮影賞
    LIBERTY FILM AWARDS 特別賞
    スペイン  マドリード国際映画祭  最優秀作曲賞
    チェコ  プラハ国際映画祭 最優秀長編作品賞
    日本  賢島映画祭  入選
    フランス フランス国際映画祭 最優秀アジア長編作品賞
    英国  ブロードステアーズ国際映画祭2021 音楽賞
    英国  WICA2021 審査員賞
    オーストリア  オーストリア国際映画祭 ノミネート
    日本  うえだ城下町映画祭 ノミネート
    アメリカ  ニューヨーク女性国際映画祭 長編作品部門最優秀プロダクションデザイン賞
    ポーランド&スペイン  East&Southヨーロッパ国際映画祭 外国語長編作品部門最優秀監督賞
    イギリス WICAエジンバラ  最優秀作品賞 音楽賞

「にしきたショパン」が生まれるきっかけは、思いのリレー

「にしきたショパン 」は、竹本祥乃(よしの)監督の初長編映画です。

普段は医学系研究所の研究技術員として働き、週末短編映画を撮る、映画と音楽が大好きな、いわゆるリケジョ監督。

そしてプロデューサーは、近藤修平さん。映画プロデューサーは、初挑戦。

元ガス会社勤務、喫茶店オーナー、ビジネスコンサルタント、書籍著者、オペラ歌手、などの多彩な顔をお持ちです。平日の仕事の合間を縫って、映画をプロデュースされました。

そして、私が、スタッフ顔合わせからクランクアップ、上映後の記録撮影で、ご報告画像のお手伝いをしている、応援フォトグラファー、HAVENです。

この二人がどう言う経緯で制作に至ったのか?

簡単な図にしてみました。

  • 1995

    1995 阪神淡路大震災

    当時ガス会社勤務の、近藤さんは、復旧作業に関わりました。

    復旧作業の後、真っ暗な街を歩いていると、どこからか、ショパンのピアノ曲を弾いている音が流れてきて、「人々が生きている」という実感に、涙が流れてきた、という思い出を挙げられています。これが近藤さんの思いの原点。

  • 2009

    2009〜2011年 ピアノバーでマスターとの出会い

    近藤さんが通うようになったピアノバー「おでんでん」のマスターの著書「にしきたバー物語」から、東日本大震災復興応援小説の着想を得る。

    西北バー物語

    泉高弘『西北バー物語』は、阪神淡路大震災前後の阪急西宮北口駅周辺(通称にしきた)をモデルに書かれた小説で、すべてフィクション。

    2009

  • 2015

    小説「マスター先生」出版(「にしきたショパン」の原作)

    ピアノバー「おでんでん」マスター泉さんをモデルに、小説「マスター先生」を出版。

    のだめカンタービレにも関わった指揮者、茂木大輔さんが、帯のコメントを担当

    マスター先生

    ある日ふと入ったバーで、無骨なマスターと出会ったサラリーマン。それ以来引き寄せられるように通い、なぜかマスター先生と呼ばれる主人とそこに集まる個性的な人々との肉薄する現場に立ち会う。バーに通う理由がわかりかけた頃、サラリーマンの心に変化の兆しが見えるようになる。「どう生きるべきか!」マスター先生のショパンが教えてくれる。ピアノバーでの交流を描いた珠玉の短編。

  • 2018

    竹本監督と近藤さんの出会い

    2017年、カフェの異業種交流会で出会う。

    のちに、近藤プロデューサーのお母さま運営のカフェを、短編映画「アルカディア」の撮影に借りる。

    そのとき、その撮影風景を見る機会があり、監督に著書をプレゼントしたところ、読みもせずに、いきなり映画化を提案したそう。

    また、この映画はカンヌ映画祭の短編部門で上映決定後、渡仏資金をクラウドファンディングで集めました。

    写真の室内が、近藤さんの経営するカフェの2階です。

    (ちなみに、私もクラファンに参加)

    アルカディア

    「アルカディア」 【Story】 認知症の父の面倒を見る薫と、天涯孤独なチェリストの翔太。 2人の出会いが、アルカディアに変わるまで。 アルカディアとは、理想郷のこと。 人を愛するのは、外か中身か?という問いに切り込みます。

    また、十三のミニシアターで竹本監督 作品「インディゴチルドレン」を見て衝撃を受けた近藤さんは、初の映画プロデュースを決意。

    2018

  • 2018

    「にしきたショパン」構想

    2018〜2019年「マスター先生」を大幅変更したプロットの原案作成。

    ヒットを狙うのではなく、映画「シーモアさんと、大人のための人生入門」のような長く心に響き愛される作品づくりを目指す。

    2019.1 シナリオ本格的に書き始める (脚本家 北川紗代子さんとコラボ、左手のピアニストや音楽家に取材を行う)

    2019.2 役者オーディション

    詳細は、竹本監督のウェブサイト参照

    2019.3 顔合わせや演技の練習、ロケ地やスタッフ選定

    初顔合わせ 練習を終えて

  • 2019

    映画撮影、クランクイン!

    2019.4/24-5/3 撮影前半

    2019.6/1-9.23 撮影後半

    週末に撮影、クラウドファンディングも行う。

    クランクアップ時は、台風通過直後。無事、神戸女学院で300人のエキストラと共にコンクールシーンを撮影

    2019

  • 2020

    新型コロナウイルス感染症流行による公開延期

    2020年秋に公開予定だったが、緊急事態宣言発令による規制で、公開スケジュールが世界的にストップ。
    映画祭も中止またはオンライン開催に移行。

    国際映画祭に応募開始

  • 2020

    にしきたショパン 公開前0次試写会(西宮市内)

    映画公開日が2021年3月20日に決定。

    スクリーンで初めての上映試写会。

    また、アントワープ国際映画祭(ベルギー)で審査員賞を受賞。
    英語字幕は、蔭山歩美さん。

    単に翻訳ではなく、人が映像を見ながら追いかけれる文字数。伝わりやすく、脚本のニュアンスを伝える言葉選びが大きく貢献しました。

    2020

  • 2021

    映画「にしきたショパン」公開

    思いがけず、多くの映画祭受賞、入賞が続く。

    兵庫、大阪、東京、九州で上映。

    東京で、オンラインコンサート

    シネヌーヴォ

  • 2021

    映画使用曲入りの、沼光絵理佳ソロCDを発売

    299 Music より、沼光絵理佳ファーストソロアルバムCD「Left of Chopin」発売。
    発売後3ヶ月で、映画サントラ収録としては類のない、「レコード芸術」の準推薦盤、及び「音楽現代」の推薦盤に選出

    「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」ショパン主要楽曲再生ランキング2021 で、スケルツォ第2番 変ロ短調 Op. 31が、1位獲得

    2021

  • 2021

    2021 心に響く「にしきたショパン 」の音楽会 シリーズ 開催

    にしきたショパン 音楽スタッフの活躍の場を作り、映画上映やコンサートの音に触れてもらう企画をスタート。

    沼光絵理佳をメインアーティストにスタートし、2021年は大好評のうちに終了。

    次年度も継続企画中。

    企業・団体サポーターも募集中

  • 2022

    2022 オンライン配信開始

    下記のサイトで配信をお楽しみいただけます。

    ABEMA, Amazon Prime Video, Google Play,

    Youtube(有料), Hulu, iTuens StoreJ:COMオンデマンド,

    RakutenTV, U-NEXT, VIDEX, ひかりTV,

    ビデオマーケット, DMM.com, GYAO!ストア、Paravi, dTV

    2022

映画祭受賞につながった素晴らしい英語字幕

竹本監督が、映画化に至る経緯や、撮影時の様子、裏話を語っています。

私が記録で撮影した写真も、ふんだんに使っていただいています。

撮影してる最中は、スタッフの邪魔にならないよう、夢中で撮っていました。

しかし、映画のことを、観客の皆さんに知っていただくには、写真が、後から重要な役目を果たし始めたな、ということを改めて実感したのでした。

最後に、コロナ対策について、宮坂教授のコメントを紹介します。

免疫学の第一人者として絶大な信頼を得ている著者が、最新の科学的エビデンスをもとに新型コロナワクチンの有効性と安全性を徹底分析。これ1冊読めば、ワクチンに対する疑問と不安がすべて解消する新型コロナワクチン本の決定版!

著者
宮坂 昌之(みやさか まさゆき)
大阪大学免疫学フロンティア研究センター招へい教授。一九四七年長野県生まれ。京都大学医学部卒業、オーストラリア国立大学大学院博士課程修了。金沢医科大学血液免疫内科、スイス・バーゼル免疫学研究所、東京都臨床医学総合研究所を経て、大阪大学医学部教授、同・医学研究科教授を歴任。医学博士・PhD。

著書に『分子生物学・免疫学キーワード辞典』(医学書院、共著)、『標準免疫学』(医学書院、共著)、『免疫と「病」の科学 万病のもと「慢性炎症」とは何『免疫力を強くする 最新科学が語る免疫とワクチンのしくみ』『新型コロナ 7つの謎』(いずれも講談社ブルーバックス)など